自死遺族支援 わかちあいのつどい「すみれの会」
大切な人、愛する人を自死により亡くされた方へ
すみれの会であなたの想いを話してみませんか。
自死で大切な人や家族を亡くされた方が語り合うことを通して、悲しみをわかちあい、共にささえあう場です。
一回だけの参加、続けての参加、どちらも自由です。
仙台いのちの電話では2006年10月より「すみれ会」を始めました。
2023年12月まで、のべ621名の方が参加されています。
2023年度の予定
開催日 | 第一土曜日 | 第三水曜日 |
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2024年4月 | 6日 | 17日 |
2024年5月 | 4日 | 15日 |
2024年6月 | 1日 | 19日 |
2024年7月 | 6日 | 17日 |
2024年8月 | 3日 | 21日 |
2024年9月 | 7日 | 18日 |
2024年10月 | 5日 | 16日 |
2024年11月 | 2日 | 20日 |
2024年12月 | 7日 | 18日 |
2025年1月 | 4日 | 15日 |
2025年2月 | 1日 | 19日 |
2025年3月 | 1日 | 19日 |
開催内容 | |
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開催日 | 毎月2回 第1土曜日:自死で大切な人を亡くされた方対象(家族・友人等) 第3水曜日:自死で家族を亡くされた方対象(家族限定) |
開催時間 | 13:00~15:00 13:00~14:30 わかちあい 14:30~15:00 ティータイム |
会場 | 仙台市市民活動サポートセンター |
参加費 | 300円 |
すみれ便り
もし突然・・・・
もし、親しい友人が突然自死遺族になったとしたら、私たちは友としてどのような関わり方ができるのか。自死遺族となった方が、みな遺族支援のわかちあいの会につながることができるわけではありません。むしろほとんどの方は、自力でその苦しさに耐えてゆきます。その時その傍らに寄り添う人がいたら、その孤独の時間はほんの少しだけ耐えやすくなるかもしれません。
良き隣人であるために大切なことがあります。まず、温かな沈黙を持つこと。遺族は繰り返し心の中で、なぜ?何が原因で?と苦しんでいます。その問いの答えはもしかしたら亡くなった方でさえ、これと決定できないものかもしれません。
いくつもの事情と条件が重なり合い、複合的な苦しみがもつれあって、単純に結論がでるようなものではありません。しかし世間はあからさまに、なぜ?誰が?何が?とその原因を知りたがります。その答えが一番欲しい遺族に向かってその問いは発せられます。せめて、心あるならば、何も問わず、なにも糺さず、温かく傍らにいて、話したいことを話したいままに聴く、遺族の心のケアとして必要なことと思われます。
また、その時大切なことは、そこで語られた言葉、エピソードを決して誰にも口外しないこと。聴いたものの心にしっかりと閉じ込めておくこと。悲しみのあまり、怒りに任せて特定の誰かに責任を負わせたり、事実を未確認のまま断定したり、たくさんのもしかしたらが行き交います。だからこそ、聴いたことを決して口外してはならないのです。やがて時が過ぎ心の嵐が過ぎ去ったとき、語った言葉が語った人をさいなむことがないように。言葉は流れ去ってゆかなければなりません。聴くものが裁くことなく淡々と聞くことによって、語る人の心は整えられてゆきます。寄り添うとは、諭すことも語ることもなく、聴く者であることです。