自殺予防

周りにいる人ができることは何ですか?

自殺を考え、S.O.S.のサインを出している人のそばにいて、気づいた人はどんなことを
したらいいでしょう。 気にかかりながら、なかなか声をかけられないこともあるでしょうし、その人の抱えている重荷を自分が引き受けなければならなくなったらどうしようとためらう気持もあると思います。
そんな時、思い出して下さい。自殺を考えている人に共通しているのは、「孤立している」 という感じを抱いているということを。
誰も私のこと心配していない、私なんかどうなってもいいんだ、とますます「ひとりぽっち」の思いを強くすることでしょう。

ですから、先ず、声をかけてください。
  「ちょっと元気ないようだけど、何か、気になることでもあるの?」
  「このごろ、あまり話する機会なかったけど、ちょっと、お茶でもどう?」
  「昨日、早退したようだけど、体の具合でも悪かったの?」
声をかけるときは、押し付けがましくなく、あなたのことが気になっているという気持が伝わるといいですね。

時には、相手の方から「ちょっと話があるんですけど・・」とか
「もう、行き詰って、おれ、ダメです」 「どうしたらいいかわかんないんですけど、話聞いてもらえませんか?」「死んでしまいたい気分ですよ」 などと話しかけられることがあるかもしれません。
その人が、話しかける相手は、誰でもいいわけではなく、「あなた」を選んで打ち明けたのです。あなたなら、聞いてもらえるのではないか、と思って。
そういわれたら、びっくりするかもしれませんが、話をはぐらかさず、腰をすえて、じっくり、聴くようにしましょう。

時間をかけて、徹底的に聴き役に回るということは、簡単なことではありません。
自殺を思いとどまるような助言をしたい思いが強くなるでしょうが、先ずは聴き役に。
死にたい、という気持に追い込まれた状況や理由を知りたい気持も起きるでしょう。
でも、性急に質問するのは控え、「それは、本当に大変でしたね」 「ずいぶん辛い思いを してきたんだねえ」「よく、今まで頑張ってきたね」というような、共感を示す言葉をかけながら、相手の気持ちを整理する助け舟を出すことが、役に立つかもしれません。
「そんな弱いことじゃ、ダメだ!」「もっと、頑張ってみろ」と叱咤激励したり、「いのちは大切にしなきゃいけないよ」という正論を押し付けるのは、禁物です。
体調が悪そうなとき、病気が懸念されるときはお医者さんにいってみることが必要です。
受診を勧めてみてもなかなか踏ん切りがつかないこともあるでしょう。 そんな時 「私も一緒にいってみましょうか?」と言ってあげられると、後押しになるかも。
相談を持ちかけられたとき、その場ですぐには、どうしても時間が取れないこともあるでしょう。そのときは、出来るだけ近い機会に時間をとって、お話を聴かせてもらうことを約束しましょう。

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